喫煙者必見！肺がんで死なないための肺がん早期発見方法

肺がんも「がん」のひとつなわけですが、他の癌とどう違うのでしょうか？肺というのは、酸素を体内に運ぶための人間にとってかなり重要な臓器です。当然ながら、この内臓の悪性腫瘍は、人間の生命維持にとって致命的となります。


他のがんが肺に転移したことによって、命を落とすことになるケースも少なくありません。ただし、肺は面積が広く、そのため一部に小さな塊ができた程度なら、手術で除去することにより、完全治癒も不可能ではありません。


一番予後が良いのは、転移がなく、壁から独立している小さながんの場合です。もちろん、転移する可能性があるのは「がん」なので仕方がないことですが、予後が良ければ、何ごともなく、しっかり寿命を全うされる人も少なくはないのです。とにかく、具体的な症状が出ないうちに、早期発見することが非常に大事なのです。


残念ながら、日本での男性の肺がん死亡者数は、１９９３年からは胃がんを抜いてトップになっているのだそうです。男性の２位は胃がん、３位は肝がん、４位は大腸がん。女性では、１位は胃がん、２位大腸がん、３位肺がん、４位肝がんとなっています。


肺がんの発見率については、４０歳以下で１０万人に1人なのが、６０歳以上になると１０万人に９９人ということで約１００倍にまで増加します。結局のところ、高齢者の１０００人に1人が肺がんということです。


肺がんは、その発生部位で2タイプに分類されます。「肺門部肺がん」は、肺の入り口近くの太い気管支に発生します。喫煙者に多く見られるのがこのタイプです。しかし肺がん全体の30％ということで、残りの70％は「肺野末梢部肺がん」です。これは肺の奥となる末梢部に発生し、女性にもよく見られます。