喫煙者必見！肺がんで死なないための肺がん早期発見方法

病理形態学的には更に4つに分類されます。「偏平上皮がん」は、代表的な肺門部肺がん、転移は遅く、完全に切除できることから治癒率の高いがんです。


「腺がん」は、肺野末梢部肺がんに多く、リンパ節などに転移しやすいので手強いがんです。「小細胞がん」は、がん細胞の発育が速く、小さくても転移しやすい、悪性度が高いがんです。「大細胞がん」は、発生率は低いのですが、進行が速く転移しやすい、治りにくいがんです。


さて、肺がんは早期発見が重要だといわれながら、それでも発見が遅れるのは、その早期の自覚症状がないからです。たんに血が混じってからあわてても手遅れの可能性が高いのです。少なくても、職場で行う毎年の検診での胸部Ｘ線撮影は受けましょう。


家庭の主婦、職場検診を受ける機会がない人でも、市町村が実施する住民検診を受けてください。お金を払って人間ドックを受けるのでも構いません。肺癌の検診ということでは胸部レントゲン写真がよく使われます。


ところが、肺がん検診としての胸部レントゲン写真の有用性については実はいまだに証明されていません。それは、胸部レントゲン写真で肺がんの早期発見というのは実際には非常に困難だからで、たとえ見つかったとしてもすでに手遅れであることが多いのです。


ヘリカルＣＴ検査でチェックすると早期発見が可能な場合があります。特に肺ガン発症のリスクの高いヘビースモーカーの人などはこうしたＣＴ検査を行った方がいいでしょう。「肺がんで死なないために」という表題に沿って言うなら、こうした検査が挙げられますが、もっと簡単なのは喫煙を止めるということでしょう。